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今回は軽自動車のタイヤ交換について解説していきます。
自動車の安全な運転を確保するために最重要なアイテムの一つでもあるタイヤ。十分な性能を維持するためにも、いつ頃交換したほうが良いか気になっている方も多いかと思います。
道路運送車両法ではタイヤ溝の残量が定められていることや、タイヤそのものが劣化すると運転上の危険性が高まることも理解した上で、適切な交換時期を探っていきましょう。
この記事ではサマータイヤについてフォーカスしていきます。
サマータイヤとは?
サマータイヤとは、主にスリーシーズン(春・夏・秋)の使用に適しているタイヤです。
冬でも積雪や凍結路面でなければ使用上の問題はありません。
新車の時点で取り付けられているタイヤだと思ってください。
たまにオールシーズンタイヤと一緒にされる場合もありますが、厳密に言うとオールシーズンタイヤは積雪のある路面状況でもある程度の走行が可能であるタイヤです。
タイヤの交換時期の判断はどうすれば良い? 判断すべき重要6点、プラス補足!
スリップサインを確認する
下の写真の中央部、溝の中の少し盛り上がって見える部分がスリップサインです。(突起部分は含まれません)
このスリップサインが、タイヤ外周表面と同じか、それ以下になってしまうとタイヤ性能がかなり低下し、スリップの危険性が高くなってきます。
ただ、タイヤは減っていくほどにその性能は少しずつ低下してくるので、タイヤ外周表面がスリップサインに掛かる前(溝の残量が4mm程度を目安)に交換することをオススメします。
ちなみに、スリップサインはタイヤの溝の残り1.6mm程度のところにあります。
スリップサインの位置はタイヤの側面に刻まれた△(三角)マークが目印で、その延長線上の縦溝の内部にあります。
走行距離を確認する
走行距離は使用者の使用状況によっても異なり、タイヤの摩耗に一番直結します。
日用品の買い出しに使う人、週末だけ使う人、趣味や旅行に使う人、毎日通勤に使う人。etc・・・
使用パターンやその時の走行距離は例えを挙げるだけでも十人十色で無数にあります。
交換の判断をする使用走行距離は32000kmが一つの目安と言われています。
タイヤ側面の細かいヒビ割れや傷、変形がないかを確認する
タイヤはゴム製品です。
使用状況、走行距離、年間や朝晩の気温差、経年等により劣化してきます。
気温差ということや地形の起伏という面では地域での差もあるため、クルマの使用場所によっても劣化状況は変わってきます。
タイヤ側面に細かいヒビ割れや傷、変形が確認される場合は明らかに交換時期です。(もちろん目に見えて大きなヒビは論外ですが... ^^;)
見た目で分かりやすい部分ですので、普段から安心して運転できるように確認しておきましょう。
使用年数を確認する
これは上記と同じ理由の部分が多いのですが、タイヤはゴムを使用した製品のため、気温差などで伸び縮みした結果、劣化も進みます。
たとえ、走行距離が少なくても自然劣化や経年劣化は避けられません。
一般的には通常、使用年数は長くても4年から5年程度が寿命と言われています。
まだ、タイヤの溝が残っている場合でも安全面を考えて早めの交換を検討しましょう。
ロードノイズが大きくなってくる
ロードノイズとはクルマが走行しているときにタイヤから発生する騒音のことです。
タイヤ自体が新品であっても発生するものですが、摩耗してくると(ゴムが薄くなると)ロードノイズが大きくなってきます。
以前よりロードノイズが大きくなってきたなと感じたら、タイヤが摩耗したり劣化しているサインかな?と思うようにしましょう。
その時はタイヤの状態を目視で確認してみてください。
自分で見ても分からない場合は、カーディーラーや民間整備工場、ガソリンスタンド、カー用品店等で専門家に見てもらうと良いでしょう。
パンクの場合はどうする?
パンクの場合、修理か交換かの判断基準
パンクの場合に交換するか修理するかを判断するのは素人では、なかなか難しいところです。
簡単な判断基準としては、タイヤの縦方向(溝の内側方向)に釘や画びょうが刺さった程度なら、パンク修理は可能です。
タイヤの縦方向でも裂けてしまっている場合や、側面側に空いた穴を修理することは基本的にはできません。
一番は専門家(自動車整備士)に見てもらう方が良いでしょう。
一本だけパンクして交換するとき、何本交換したほうが良い?
パンクによってタイヤ交換が必要な場合は、できれば4本の交換をオススメします。
理由は、1本だけの交換だと走行時やブレーキング時に偏りが出てきてしまう可能性があるからです。
1本だけ交換すると、他の3本とのタイヤ溝の残量の違い、タイヤメーカーやトレッドパターンの違いで性能面の差が出てきます。
4本を同じメーカーの同じ種類のタイヤにすることで、その後のメンテナンス(タイヤローテション等)も問題なく行えます。
補足(道路運送車両法)
補足的なことですが、かなり重要なことです。
道路運送車両法の保安基準では「タイヤの溝は1.6mm以上であること」が定められています。
これに背くと道路交通法上の整備不良となり、罰則が適用される場合もありますし、車検にも通りません。
ただ、これは法律上のことであり、タイヤの正常な性能面を考えると、タイヤの溝は最低でも4mm以上はあった方が良いとも言われています。
【道路運送車両法 抜粋】
道路運送車両の保安基準の
細目を定める告示
(国土交通省告示第 619 号)
第 2章 自動車の保安基準の細目
第 3節 使用の過程にある自動車の保安基準の細目
接地部及び接地圧 第 165条 自動車の走行装置の接地部及び接地圧に関し、保安基準第 7 条の告示で定める基
準は、次の各号に掲げる基準とする。
(1)接地部は、道路を破損するおそれのないものであること。
(3)空気入りゴムタイヤ又は接地部の厚さ 25mm 以上の固形ゴムタイヤについ
ては、その接地圧は、タイヤの接地部の幅 1cmあたり200kgを超えないこ
と。この場合において、「タイヤの接地部の幅」とは、実際に地面と接し
ている部分の最大幅をいう。
走行装置 第 167条 4 自動車の空気入ゴムタイヤの強度、滑り止めに係る性能等に関し、保安基準第9条
第2項の告示で定める基準は、次の各号に掲げる基準とする。
(1)自動車の積車状態における軸重を当該軸重に係る輪数で除した値であるタ
イヤに加わる荷重は、当該タイヤの負荷能力以下であること。
(2)接地部は滑り止めを施したものであり、滑り止めの溝(最高速度 40km/h未
満の自動車、最高速度40km/h未満の自動車に牽引される被牽引自動車、大
型特殊自動車及び大型特殊自動車に牽引される被牽引自動車に備えるもの
を除く。)は、タイヤの接地部の全幅(ラグ型タイヤにあっては、タイヤの
接地部の中心線にそれぞれ全幅の4分の1)にわたり滑り止めのために施さ
れている凹部(サイピング、プラットフォーム及びウエア・インジケータ
の部分を除く。)のいずれの部分においても1.6mm(二輪自動車及び側車付
二輪自動車に備えるものにあっては、0.8mm)以上の深さを有すること。こ
の場合において、滑り止めの溝の深さについての判定は、ウエア・インジ
ケータにより判定しても差し支えない。
(3)亀裂、コード層の露出等著しい破損のないものであること。
(4)タイヤの空気圧が適正であること。日本自動車タイヤ協会 JATMAhttps://www.jatma.or.jp › pdf › _old › hourei
タイヤサイズの確認方法
ご自身や、ご家族の乗っているクルマのタイヤサイズを知るのは簡単です。
タイヤの側面に記載されて(刻まれて)いますので、それを確認しましょう。
ただし、稀にではありますが、中古車で購入した場合には、以前の所有者が改造等をしていて、タイヤサイズが変更されている場合があります。
念のために、車検証入れに同梱されている取扱説明書の主要装備一覧表等でタイヤサイズを一度確認しておくと良いでしょう。
タイヤサイズの読み方
前項の写真を参考にタイヤサイズを見てみましょう。
見るところは「155/65R14」の部分となります。
これを4つに分けて説明します。
① 155 ⇒ タイヤの幅(ミリメートル)
② 65 ⇒ 偏平率 (%)タイヤの幅に対する高さの割合
③ R ⇒ タイヤの構造 (この場合はラジアル構造(R))
④ 14 ⇒ リムの径(取り付けられるホイールの直径(インチ))
この4つがタイヤサイズとなります。
タイヤはどこで購入して、どこで交換した方が良い?
お勧めするのは、インターネット上で購入して、交換作業をしてもらう整備工場等にタイヤを直送してもらう方法です。
実際にワタシもそうして、直接お店で購入するより、お得にタイヤ交換ができました。
いくつかの実店舗でも最安のものを探しながら、インターネット購入と比較してみた結果です。
タイヤサイズやメーカーの違いでその差はありますが、ワタシの場合はこの方法で合計13%ほど安くなりました。(普通の居酒屋さんで一度飲食できるくらいの金額にはなりましたよ \(^o^)/)
軽自動車のタイヤ交換では馬鹿にならない金額だと思います。
お得に購入できれば素直に嬉しいですよね!
購入前に必ず確認しておきたいこと
上記方法で購入する場合、先に確認しておいて欲しいことがあります。
それは、交換作業をしてくれる整備工場等を見つけておくことです。
前述にもあるように、カーディーラーや民間整備工場、ガソリンスタンド、カー用品店等が主なところとなります。
購入と同時に近所の整備工場等で交換作業の予約ができるサイトもありますので、ぜひ確認してみてください。
同時にタイヤ交換に掛かる費用の確認もしておきましょう。(脱着工賃、組み換え工賃、バランス調整、ゴムバルブ交換、廃タイヤ処分料等となります)
タイヤ代以外の料金も掛かりますので、事前に確認をしておきましょう!
軽自動車のタイヤサイズの種類と、お得にタイヤ交換ができるサイトをご紹介!
ここでは一般的な軽自動車のタイヤサイズの種類と、そのサイズ毎におすすめのタイヤを3パターンの中から選べるよう表にしてみました。
タイヤの注文と同時に交換の予約ができるお得なサイトを【楽天市場】から厳選!
まとめ
最後に重要な点をまとめておきましので、今一度確認してみてください。
- タイヤの劣化を様々な観点から見逃さないようにして、早めに交換する
- タイヤのサイズを確認する
- お得にタイヤ交換をする
今回は軽自動車のタイヤ交換について解説させていただきました。
ぜひ、ご参考、ご活用いただければ幸いです。